【非エロ】同人界隈で話題!「Helltaker」の紹介とレビュー

「Helltaker」作品の魅力を考察

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       .

基本情報

作品名:Helltaker
制作者:Vanripper
公開日:2020年5月11日

ジャンル:アドベンチャーその他(パズル)
ボイス:なし

タグ:

類似性の高い作品:未発見

記事更新日:2020年5月28日

作品概要

本作は「Steam」で無料公開されている
パズルアクションゲーム。
制作はポーランド人の
「Vanripper」氏。

Vanripper氏は以前からアニメーションを作成、
Youtube上で公表して人気を集めていた。
今回、満を持してのゲーム公開ということになる。

公式では日本語はサポートされていなかったが、
公開から間もなく有志による翻訳が完了。
非常に自然な日本語でのプレイが可能です。

念のために書くと、エロゲーではありません。

このゲーム、公開2週間程度にも関わらず
ファンアートを見かける機会が非常に多い。

クリエイターに火をつける作品の魅力は、
いったいどこにあるのか。
気になったので遊んでみました。

ストーリー

ある日「悪魔っ娘でハーレムを作る」夢を見た主人公。

夢を現実にするため、男は地獄へ降り立った。

システム

操作方法(キーボード)

矢印キーまたはWASDキー:移動
スペース/エンターキー:決定
Rキー:リスタート
Lキー:ヒント
Escキー:メニューを開く

プレイ方法

各ステージに存在する悪魔娘に
隣接できればステージクリアです。

主人公は「一マス動く」
「蹴り飛ばす」など、
すべての動作で「意思」を消費します
(画面左下の数字)。

意思が尽きた状態で動くとると
地獄のいかづちで消し炭になります。

以下、第一ステージクリアまでのプレイ動画。

ちなみに、悪魔娘のもとにたどり着いても油断は禁物。
選択肢を間違えると死んでしまいます。

ステージの最初からやり直しになりますが、
一度ルートがわかれば再現は簡単なので、
セリフを見るためには
あえて死んでみるのも手。

また、選択肢による死亡で
解放される実績も存在します。

本作の特徴1:1~2時間でサクっとクリア

ナレーターを務める悪魔。ちゃんと「悪魔らしい」ビジュアルの奴もいます。


全9ステージ+αの非常に短いゲームで、
1~2時間でクリア可能。

というのも、ゲームの難易度が
そこまで高くなく、
パズルが不得意な人でも苦戦しにくい。

また、メニューから「パズルスキップ」を
選択すると、ステージを飛ばすことも可能。
クリアが難しい場合でも、
エンディングはバッチリ見ることができます。

最終ステージのみスキップが選べませんが、
ステージに到達した時点でエピローグが解放されるので、
クリアできなくても問題なし。

キャラクターが見たいだけならば
まったくゲームしなくてもよいという、
かなり極まったキャラゲーっぷりです。

本作の特徴2:ヒントという名の寸劇

上述したように、このゲームは
まともに攻略しなくても
クリアできてしまいます。

そのため、真面目にヒントを出す必要もありません。
だって悪魔だし。そのあたりも世界観に合っています。

代わりに、ヒントは悪魔娘たちの
キャラが見える貴重な機会なので、
ぜひすべてのヒントを見ておきましょう。

序盤こそヒントらしい内容もありますが、
難易度が上がる後半に限ってヒントを出しません。
あまつさえ「スキップすればいい」と勧めてきます。

なんて悪魔的な提案・・・。

同人ゲーム制作者の多くが

「OP飛ばして欲しくないけど、
すぐ遊べるようにスキップ機能つけとこ。
本当は見て欲しいけど。」

と思いながらゲームを作っているというのに。
究極のユーザビリティを見た気がする。

キャラクターの感想

私はてっきり、
モリモリのキャラ設定が
クリエイターを魅了したのだと
予想していたのですが、
そんなことはありませんでした。

アートブックも確認しましたが、
そこまで詳細な設定などはなく、
キャラをつくるにあたっての
裏話的なエピソードが中心でした。

なのでシンプルに「キャラのかわいさ」がウケているようです。

一方で
「ちゃんとストーリーがあるんだろうな」
と思わせる部分もあります。

たとえば、上の画像の悪魔「ジャスティス」。
アートブックには
「ジャスティスのグローブはルシファーからの贈り物」
という一文が。これだけでも、
さまざまな設定・背景を感じさせます。

この悪魔は「めくら」なのですが、
「そもそもなぜ『めくら』なの?」
など、疑問は尽きません。

こうした目に見える「キャラのかわいさ」と、
目に見えない「キャラの背景」が、
二次創作で表現するのに最適な素材なのでしょう。
クリエイターはかわいいキャラを描きつつ、
キャラのもつ背景は自由に表現できます。

1人だけ衣装と髪型差分が用意されている地獄のCEO

ただ、それにしても
ちょっと情報が少なすぎるので、
ゲーム中でもっとも掘り下げられている
「地獄CEOルシファー」が一番人気なのかな、という印象でした。
(個人的にはベルゼブブが好きなんですがファンアート無さすぎる)

そしてもうひとつ加えるとしたら、
「悪魔娘=露出」が定着していたところに
「スーツ」を合わせてきた制作者のフェチが勝因でしょうね。

ゲームの感想

ゲームとしては簡単。
といっても私、ステージ9のパズル
クリアできなかったんですが。

誰でも遊べる親切設計で、
難易度も低め
BGMもクセになります。

Steamをインストールして、
日本語化パッチをあてる方が何倍も面倒。

逆に、手間になるのはそこだけ。
キャラデザに魅力を感じる人、
ファンアートを見て興味をもった人は、
ぜひ実際に遊んでブームに乗っかってほしい。

これから排出される二次創作を楽しめた方が断然お得です!

3行でまとめ

ゲームは簡単、できなくてもスキップ可!

ヒントスキットを見逃すな

キャラデザが好みなら遊ぶ価値十分!

サークルリンク

制作者Youtube

Patreon

BGMのダウンロードなど

※OP:「Apropos」のみアルバム「Tandem」内。
パズルは「Vitality」、
ジャッジメントは「Epitomize」、
EDは「Luminescent」

おまけ

アートブックの特典「パンケーキの作り方」日本語ver

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