MUGEN(エロ)遊んでみた【前編】 ~紹介と導入方法~

導入自体は難しくなかったです

                .

目次

基本情報

作品名MUGEN(通称)
制作者Elecbyte(ゲームエンジン制作者)
公開日不明
価格
ジャンルアクション(格闘ゲーム)
ボイスあり
タグ
備考 

記事概要

今回は2D格闘ゲームエンジン「M.U.G.E.N」を使用したエロ格闘ゲームを楽しむ方法を前後編2本立てで紹介していきます。

前編となる本記事では、基本となるM.U.G.E.Nの概要と導入方法を解説。

ちなみに前編の内容だけで遊ぶのはかなりしんどいので、手っ取り早く遊びたい人は後編から読むことをおすすめします。

MUGENとは

ゲームエンジン「M.U.G.E.N」を使用して作られた格闘ゲームを総称して「MUGEN」と呼ぶようです。
(ここではゲームエンジンの「M.U.G.E.N」と、ゲームである「MUGEN」は区別して表記していきます)

M.U.G.E.Nの特徴は拡張性にあり、キャラクター、ステージ、BGMなどを自由にカスタマイズできます。

つまり遊ぶ人の数だけオリジナルのMUGENが存在するということです。

キャラクターやステージデータは今でも制作され続けており、まさに無限に広がる世界となっています。

MUGENのキャラクター

MUGENは格闘ゲームなので、ストリートファイターをはじめとする往年の格ゲーキャラが多く登場します。

その一方で格ゲーとは一切関係ないゲームやアニメのキャラも登場しており、商業ゲームでは不可能な対戦カードを組めるのが面白いところです。

エロキャラ

MUGENのキャラクターには、エロ攻撃ができる「Rapist」と、犯される側である「Victim」の属性があります。

Rapist同士またはVictim同士で戦わせてもエロには発展しないので注意。

ただしフタナリや「やおい」対応キャラなど、一部RapistはVictim属性も備えています。

またRapistのエロ攻撃にVictim側が対応していないこともあります。

この場合、アニメーションが正常に処理されないなどの異常が生じるため、RapistとVictimに互換性があるかどうかも重要です。

導入方法

MUGENで遊ぶだけなら簡単ですが、ゲームとしての体裁を整えるにはそれなりの準備が必要です。

導入方法は初心者向けサイト「Hentai Char MUGEN」(以下、HCM)に準じて解説していきます。

ちなみにHCMでは、MUGEN関連の圧縮ファイルの解凍に7-zipまたはWinrarの使用を推奨しているので、従っておきましょう。

MUGENのダウンロード

まずはMUGENをダウンロードします。

HCMで「The Queen og Fighters」をダウンロードしましょう。

2011verと2019verがありますが、一長一短なのでどちらでも構いません。

特徴は以下の通り。

【2011】

・観戦モードがある
・8キャラが導入済みで、すぐエロが見れる
・M.U.G.E.N ver1.1で作成されたキャラは動作しない

【2019】

・デフォルトでは観戦モードなし
・Victim 2キャラしか導入されていない。つまりエロを見るにはキャラ追加が必須。
・基本的にどのキャラも導入できる

簡単にまとめると、2011はすぐ遊べるけれど、きちんとカスタムするなら2019が良い、ということです。

MUGENの雰囲気を知りたいだけなら2011でOK。

ちなみに2019はデフォルトでは観戦モードがありませんが、ひと手間加えれば導入可能です。

方法は下記の通り。

1)data → MMMHD フォルダ内の「 system.def」を開く
2)「menu.itemname.watch = “”」の「””」内に数字を割り当てる

具体例をあげると、デフォルトでは下記のようになっています。

menu.itemname.watch = “”
menu.itemname.options = “5”
menu.itemname.exit = “6”

0~6は使用されているので、すでに割り当てられている数字以外を入れるか、ほかのメニューの数字を削除して入れ替えれば実装できます。

ただしメニュー位置がなぜかオプションの前に割り当てられるため、カーソル移動の挙動がおかしくなる点は注意。

キャラの追加

そのままでも遊べますが、好みのキャラを追加してこそのMUGENです。

導入自体は簡単で、以下の3工程のみ。
(1)キャラデータをダウンロード・展開
(2)展開されたキャラフォルダをゲームフォルダに入れる
(3)select.defファイルを書き換える

詳しくはHCMのFAQsに書かれているので、この通りにすればOK。

ただしFAQsの方法は2011のもので、2019とは若干異なります。

念のため2019での方法を補足しておきます。

まずselect.defですが、dataフォルダ内にある「MMMHD」フォルダにあります。

defファイルを開くと上記画像のようになっているので、brankの文字を消してキャラフォルダ名をコピペすればOKです。

ステージの追加

初期状態だとステージが少なく味気ないので、こちらも追加しましょう。

基本的な導入方法はキャラクターと同じです。

ただし展開データがフォルダに納められている場合とそうではない場合があり、若干対処が異なります。

詳しくはFAQsの「ステージインストール後の問題」を確認してください。

また、バージョンによっては利用できないステージもあるようです。

注意点など

◆コマンド表はキャラフォルダ内にあります。「readme」「move_list」などのテキストやhtmlファイルを探しましょう(コマンド表が無いキャラも結構います)。

◆最初は互換性が高いキャラから優先して導入しましょう。HCMではキャラの互換性を上記画像のように表記しているので、「Yes」が多いVictimを選ぶのがオススメ。

◆ver1.1で作られたキャラはver1.0、すなわち2011では導入不可、または導入できても動作しません。

◆ステージやキャラを導入する前に、必ずバックアップを取りましょう。

おすすめキャラ

導入しようにも、どのキャラを入れるとよいか迷うかもしれません。

そこで何体かおすすめキャラを紹介しておきます。

まずはRapistから「黒丸」「モリガン(リョナ)」「ミノタウルス」。

どれも2011には初期から導入されている、オーソドックスなキャラです。

続いてVictim。

Victimキャラは海外人気が高いほど様々なアニメーションに対応している印象。

ここでは「セーラー戦士」「不知火舞」「ティファ・ロックハート」をピックアップしました。

実際の操作について

キャラやステージを追加したとしても、操作がおぼつかないかと思いますのでいくつか解説しておきます。

キーコンフィグ

初期状態だとボタン配置が意味不明なので変更しましょう。

キーコンフィグの設定方法はどのMUGENでもほぼ同じです。

まずは「Option」を開きます。
デフォルトではEnterキーが決定です。

オプションを開いたら、F1キーでキーコンフィグを開きます。

コントローラーかキーボードを選択する画面が出るので、ここではキーボードを選びます。

F1キーを押すとキーコンフィグが開始されます。

X・Y・Zが各種パンチ、A・B・Cが各種キックです(ZやCキーが割り振られていないキャラもいます)。

Startはいわゆるアピールボタンです。

設定が終わったらオプション画面の最初に戻り、設定を保存するのを忘れないように。

ゲームモード

各ゲームモードの詳細は以下の通り。

ARCADE1P VS CPU
VS MODE1P VS 2P
TEAM
ARCADE
1Pチーム VS CPUチーム
TEAM VS1Pチーム VS 2Pチーム
TEAM CO-OP1P+2P VS CPUチーム
SURVIVALCPU相手の勝ち抜き戦
SURVIVAL
CO-OP
1P+2P VS CPUチームの勝ち抜き戦
TRAINING練習モード
WATCHCPU VS CPUの観戦モード

試合形式

一部ゲームモードでは試合形式を決められます。

【Single】
1対1、通常の試合形式。

【Simul】
2対2のチーム戦です。

【Turns】
1人ずつ戦う勝ち抜きのチーム戦です。最大4人まで。

前編まとめ:正直面倒くさい

ここまで紹介したことは自分でやってみた内容なのですが、正直「労力に見合わないな」と感じました。

正しく導入してもステージやキャラが動作しないこともありましたし、その場合の対処法を探すのも一苦労。
せっかく導入しても見たいキャラと互換性がないなど、苦労してカスタムしてもうまくいかない可能性は十分あります。

2019に観戦モードがないのも、格闘ゲーム苦手な私にはツラかったです。
自分で操作しないと確認が取れないうえ、コマンド表が見つからないキャラも少なくありませんでした。

「いっそ、導入済みのMUGENはないのか?」と探したところ、いくつか見つけることができました。

そこで後編では、すぐに遊べるMUGENを紹介していきます。

「MUGEN(エロ)遊んでみた【前編】 ~紹介と導入方法~」への6件のフィードバック

  1. このsiteを見て観戦モードを入れてみたのですが、カメラワークが思い通りにいきません。ズームアウトやズームインなどは設定できるのでしょうか?

  2. 2019版の観戦モードですが、設定を変更することで実装できました。
    data/MMMHD/system.defの「menu.itemname.watch = “”」に数字を割り当てることで、メニューの該当項目が観戦モードに置き換わります。
    例)下記のように設定することでメニューの一番上の項目を観戦モードに変更
    menu.itemname.arcade = “”
    menu.itemname.watch = “0”

    1. 確認が遅くなってしまいました。
      私の方でも試し、実装できましたので記事にも追記しております。
      情報提供ありがとうございます!!

  3. 懐かしいですね、MUGEN
    見つけた当初は必死にキャラを探しましたが、どれもこれもPW必須だったので、どうしようもないことが多くありました。
    懐かしいですが、今の時代には少し古い感じがしました。
    BFなども多くありますしね・・・

    1. 後編でも述べますが、いま遊ぶのはナイですね(笑)
      先細りしていくコンテンツでしょうけど、こうして残す価値はあります。

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