SRPG好きにおすすめなゲームシステムと難易度
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基本情報
作品概要
ストーリー
世界各地に突如出現する「ダンジョン」。
ダンジョンからはたびたび魔物があふれ、人々に害を及ぼした。
そうした被害を防ぐため、ダンジョンの管理を目的に「ギルド」が設立。
ギルドが民間から募る有志を「冒険者」といい、彼らは魔物の氾濫を未然に防いでいた。
かつてダンジョンからあふれた魔物に両親を殺されたヒロインは、誰かを守るために冒険者を目指すのであった。
操作方法
キーボード、マウスどちらにも対応しています。
マウス操作の場合、うっかりイベントスキップしないように気を付けましょう。
マウス
左クリック:決定
右クリック:キャンセル/イベントスキップ
キーボード
Z/Enter:決定
X、C、Ctrl:キャンセル(長押しで高速化)
Space:イベントスキップ
Escキー:ゲーム終了
ユニットにカーソルを合わせてキャンセルキー:ステータス画面
マップ上、ユニットがいない場所で決定キー:メニュー
キャンセルキー:敵ユニットの行動範囲を表示切替。
システム
全13章で構成され、各章の達成条件を満たすとクリア。次の章へと進みます。
3章以降は、章の最初と終わりの「ストーリーパート」、装備を整える「拠点パート」、そして「戦闘パート」で構成されています。
【戦闘パート】
基本的な戦闘システムはオーソドックスなSRPGと同じ。
ヒロインを除く味方ユニットはHPが尽きると撤退、戦闘中の再使用はできませんが次章以降では復活します。
ただし、味方ユニットヒロインを含めて最大5人。
あまり撤退させてしまうと攻略に支障をきたすこともあるので注意しましょう。
<お金と経験値>
また、一般的なSRPGと違い「レベル」「お金」の概念がありません。
そのため、ユニットの強化方法は装備のみ。
ユニットを成長させる面白さがない反面、レベリングを考えずに済むほか、常に緊張感のある戦闘ができます。
ちなみにお金が存在しないので武器に使用回数はなく、アイテムは章クリア時に自動で回復します。
【拠点パート】
拠点でできることは、持ち物の整理と「魔法の店」の利用。
魔法の店では「精液」を対価に強力な装備品を購入でき、プレイヤーが自分で難易度を調節できる救済措置となっています。
精液はヒロインがエロいことをする度に手に入るので、入手は容易。
中盤にあたる5章以降は難易度が上がってくるので、攻略が面倒に感じたら購入を検討しましょう。
【ストーリーパート】
ストーリーパートでは、章が進むと装備やアイテムを入手できます。
武器の入手方法は、ストーリー進行とモンスターのドロップに限られています。
ちなみに、戦闘後のストーリーパートはヒロインが瀕死になったかどうかで多少会話が変化します。
余裕があれば見比べてみましょう。
エロ要素
【モンスター・トラップ】
本作のエロシーンはすべて立ち絵での表現となっており、戦闘中にヒロインが攻撃を受けると発生。
攻撃を受けるごとに各モンスター固有のシーンが再生されます。
シーン数は脱衣も含めて3~4段階×モンスター6種で、計23.
シチュエーションはスライム貫通、催眠オナニー、巨根責め、ゴブリン輪姦など。
これに三角木馬などのエロトラップのシーンも加わります。
テキストは第三者視点の描写の比重が大きめで、やや淡々とした印象を受けるかも。
【仲間】
また、4章以降は「脱衣」「誘惑」「搾精」コマンドが解放され、味方ともエッチなことが可能に。
味方とのエロシーンは3段階×4人の計12シーン。
手コキ、尻コキなどから発展していきます。
【ギャラリー】
7章まで進むとギャラリーが解放されます。
ゲームを進めれば自動でシーンが解放されるので、回収作業は不要です。
また、ギャラリーでも精液の入手が可能となっており、魔法の店を利用する場合は7章まで進めると楽に精液を稼げます。
特徴1:戦闘エロがあるSRPG
なんといってもSRPGでありながら「立ち絵による戦闘エロ」を採用している点が最大の特徴でしょう。
とくに、多少のバグを残しながらも「立ち絵の常時表示」をなんとか形にしている点は見事です。
しかしツクール製RPGほど複雑な戦闘エロは表現できていないので、珍しさはありますがエロさは他の戦闘エロゲーに及びません。
本作はサークル処女作ですので、今後さらに技術に磨きがかかることを期待したいです。
特徴2:エッチするとバフ効果
味方にエッチなことをすると数ターンの間ステータスを強化できるシステムも特徴的です。
<誘惑>
たとえば「誘惑」コマンドでは攻撃力と速さが上昇する代わりに防御が低下します。
一手で付与できるうえメリットも大きいですが、デメリットも大きいので使いどころを間違えるとしっぺ返しを食らいます。
<搾精>
「搾精」コマンドでは攻撃・速さに加え防御力もアップ。
誘惑より面倒なので付与するタイミングは難しいですが、どのキャラに使用しても強力なユニットへと変貌させられます。
<多幸感>
また、ヒロインが「全裸」かつ「興奮」状態で搾精をおこなうと、ヒロインにも「多幸感」というバフがかかります。
「搾精」以上に手間がかかりますが、厳しい局面ほど付与できると有効に働くでしょう。
ちなみに敵に絶頂させられた場合は「屈辱」のステートがつき、「技+15」のバフがかかります。
こうしたエロ要素をゲームシステムに組み込んで来れるのは、戦闘エロに重点を置いた本作ならではの要素です。
感想:ゲームバランスが秀逸
プレイ時間は3時間前後くらい。
シミュレーションRPGとしては短めですが、ゲーム内容はなかなかの手応え。
レベル制ではないので「強いキャラで力押し」もできず、全ユニットをフル活用しなければなりません。
敵味方のHP・攻撃力・防御力も計算されて作られており、どことなくパズルのような戦略性。
SRPG経験者も十分に楽しめます。
魔法の店を利用しない場合に限られますが、11章以降は特に難易度が高いと感じるでしょう。
逆に、難しいと感じる場合は魔法の店を利用すれば難易度を下げることもでき、プレイスタイルに合わせて遊べます。
<SRPG初心者には厳しいかも>
一方で「詳しい操作説明が無い」「ステータスや状態異常に関する説明が不足している」など、SRPG経験者のプレイを前提としたつくりになっており、SRPG初心者には不向きな部分も。
強化したユニットで無双しても何も面白くないので、SRPGの基本は理解していないと楽しめないかもしれません。
<エロについて>
また、肝心のエロさも弱い印象があります。
描画に3Dモデルを使用していますが、やはりイラストに比べると表現力に劣っている部分は否めません。
ボイスは付いていますがアニメーションはわずかで、3Dモデルの利点を十分に発揮できていないとも感じます。
さっぱりめのテキストも、エロシーンの盛り上がりに影響しているでしょう。
<総括>
以上のことから、エロさを過度に期待しない方が無難です。
しかしエロSRPGという非常に珍しいジャンルの作品であり、さらにエロを絡めたゲームシステムは非常にユニーク。
戦闘エロの新しい可能性を感じずにはいられません。
難易度も簡単すぎず、難しすぎないバランスとなっており、日頃からSRPGに親しんでいる人には十分おすすめできます。
<体験版について>
体験版でもほぼ半分、6章までプレイ可能。
4章までが「ゲームに慣れるためのチュートリアル」としての側面が強いのに対し、5章以降はSRPGらしい面が濃くなります。
雑なプレイをしているとあっさり味方が倒されるので、SRPG好きはぜひ一度プレイしてみてください。
3行でまとめ
SRPGで戦闘エロを作り上げた意欲作
表現力が高くないので「エロさ」はほどほど
SRPG経験者におすすめのゲーム